腹立たしい記事 ~その2~
この記事の何が腹立たしいか、アニメ業界が新聞マスコミで取り上げられるときは「賃金が安い」ということに決まってしまっているからだ。
ビジネススタイルというHPでプロダクションI.Gの石川さんがアニメーターに年収1000万払ったという記事はあったが読売新聞の半分も人目に触れないだろう。
第一、単価仕事で稼いでいた私の師匠や先輩の長○さんは1000万円どころか2000万以上もらっていたはずだ、そんなことは私のブログ以外誰からも聞いたことがない。
しかし事実なのだ。
メディアはもっともっと稼げているアニメータを取り上げるべきだ、それが超少数派だったとしても絶対的に存在するのだから。
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新人の件で誤解があったらいけないので書いておくが、そういった新人は来なくてよいと思っている訳ではない。
とりあえず1.2年かけて基礎を学び確実にかせげる下地を作ればいい。そこからがスタートだから。
早い人なら半年かからない事かもしれないし、そのスタートラインに立った時点からはギャラの事をどうこう言う権利が生まれると思う。
しかし、アニメ業界に入ろうor入った新人の多くはニート同然でアニメ業界の厳しさをなめてかかっている者が多いことは否めない。
この業界は「覚悟」して入ってくれば多少の苦難は乗り切れるし、一般サラリ-マンぐらいには稼げる。マスコミで取り上げられる低収入なアニメーター達は自分の「アニメーター能力」が低いことをもっと恥じて欲しい。
アニメーターに必要不可欠な能力として「早く描く」という事がある。
統計がとられていないから断言は出来ないが多くの有名アニメーターが新人だった頃、少なくとも 日に2.30枚は描いていたはずで、そうでないアニメーターは有名になっていないと思う(笑)
それが出来ないアニメーターは短編フィルムとかを作る「アニメーション作家」を目指した方がいい。
アニメは複数の絵を描いて始めて成立する、その複数の絵を描くのに2日も3日もかかっていたら「アニメーター能力」は確実に低い。そういった人間が人並みの給料とか言い出しているのだ、そういう方々はどうぞコンビニの店員にでもなってください。
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