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2006年12月

原因

アニメーターのほとんどが会社員ではなく個人事業者です。

所得税は入金日に天引きされますが年金、保険料、住民税は後から請求されます。

年金は加えて国民年金基金に入らないと会社員の給付率に届きませんし退職金など全くありません。

ボーナスも有給休暇も雇用保険も労災保険もありません。それらがあるぐらいに貯金をしたり保険に加入したら大変な額です。

故に平均的なサラリーマン並に生活を安定させるには約その三倍必要だと聞いた事があります。

年収300万円のサラリーマン並になるには年収900万円にならなくてはいけないわけです。

アニメーターで年収900万は可能ですが平均的ではないです。

となると多少は狡くしたたかにやっていかないと身が守れません。

大量に仕事を取って遅らせたり描き飛ばしたり、それらはプロとして許される行為ではありませんが横行している事実です。

ではどうすれば良いのか?現時点では抜本的な解決方法はありません。

ですが地味な積み重ねで優良アニメーター達は守られて来ました、それは何か?

「制作のやり繰り」です。

大変なカットを担当してくれるアニメーターは拘束したり単価を上げたりカット数を多めに勘定してあげたり、そのための財源確保、金策には本当に頭が下がります。

とある元請けのスタジオ自社の仕事が薄い時はアニメーターを繋ぎ留めるために他社作品のグロスを引き受けたりします。

しかし大半のスタジオは仕事が切れたら

「はい、さようなら」

これでは二ヶ月先の生計を立てるのも困難です。

その原因もたどってみましょう、先ず制作にアニメーターの生計を支えている実感がない事、そして自分の事で精一杯な事が上げられます。

故に以前「アニメーターをマネージメントする」という立案をしました、しかしこれも即効性はありません。

ですから制作の方々、アニメーターの生計を考え配慮することは最終的に「自分の為」だと言う事を忘れないでいて下さい。

それともう一つ、制作の地位向上も考えて下さい。

アニメーターが年収1000万円もらっているのに自分達は300万円では相手を思いやる気持ちになれないでしょう。

そしてある意味、思いやる気持ちと実務を分業化する「マネージメントシステム」を確立して下さい。

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お久しぶりです

お久しぶりです、何とか書き込む気力が復活してきたので久々の書き込みです。

最近、制作に対する不信感が高まるような出来事が多くへこんでおります。

自分を防衛するためにはかなりしたたかにやらなくてはと改めて痛感しました。

これを見ている制作の方々

「こいつ、小狡くやっていやがる」

と思うアニメーターがいたらその原因の半分は自分達もしくは先人のせいだと思って間違いないです。

詳細な「原因」についてはまた今度書きます。

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竹熊健太郎氏が敬語で書き込むと炎上防止になるとラジオで言っていたので敬語で書き込む事にしました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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