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私『好み』の作画について ~その2~&お答えします

自分が参加した私好みの作画、描いた人間の情念がのりうったような作画

「はじめの一歩 50話『伝えたい事』」でヴォルグが最後のホワイトファングを仕掛けるシーンです。

なにしろ温度が高い!

この現場にいて分かったのは作画の出来を左右するのは「情熱(パッション)」だという事と作画以外の周りのバックアップが重要なのだということです。

技術の高いアニメーターがローテンションで描くのとそこそこのアニメーターがハイテンションで描くのでは後者の勝ちです。

ならば技術の高いアニメーターがハイテンションならば…

それが見れます。

ここの担当アニメーターは「山根宰」さんです、私が師匠の次ぐらい、いや匹敵するぐらいに尊敬しているアニメーターです。

山根さんの「一歩」参加のきっかけは監督の西村さんとお知り合いであったということです。

レギュラーアニメーターとして番組開始の頃から続けられこの50話で一つのピークを迎えたといっても過言ではないでしょう。

一歩とヴォルグ、両者酸欠状態からの苦悶、そして必殺技を仕掛ける決意が観るものの息までも苦しくさせます。

そしてかわされる必殺技、ヴォルグ側のセコンド、ラムダの絶望、一歩側セコンド鴨川の驚きも克明に表現され観客に伝わります。

そして一歩の反撃、迫り来る「ガゼルパンチ」の迫力、そしてヒットの破壊力!!

とりあえずは観てもらうしかないのですが出来る限りの大画面で観ることをお勧めします。

じつは「はじめの一歩 50話『伝えたい事』」とアニメーター「山根宰」さんについては数多くの「逸話」がありすべてを語ると長くなりすぎるので又別の機会を設けたいと思います。

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通行人Aさんからコメントをいただきました、ありがとうございます。

マネージャーという発想は確かに面白いと思います。しかし限りある制作費の中でスターアニメーターが何億も持っていってしまったら他のスタッフに払う給料が無くなってしまうのではないでしょうか?アニメは作画以外にも仕上げや美術や他にもたくさんのスタッフに支えられて作られているのではないですか?結局のところ制作費そのものが上がらない限りスターアニメーターも下っ端アニメーターも待遇が良くなる事は無いのではないでしょうか?スターアニメーターのマネージャー云々の前にまずは業界全体でスポンサーや広告代理店、テレビ局などに制作費のアップの交渉をする事が先ではないでしょうか?

交渉は現在もなされているはずですが遅々として進まず結果が見えません。

ならば交渉のの仕方を変えて行こうという提言が「マネージメントシステム」なのです。

具体的にいますぐギャラをアップしろというわけではなく段階を踏んでアップさせ最終的に億に届くようにしたいという事を訴えていたのですがうまく伝わらなかったようで反省しています。

他のセクションを削ってアップなど全く考えていませんし演出さんや仕上げさん、美術さんも同じようにマネージメントされると良いと思っています。

先ず作画がモデルケースとなってその先を開拓できればと思っております。

近日中にさらに分かりやすく、さらに実現可能な「アニメーターをマネージメントする ~その4~」を書きますので御期待ください。

何気に宿題を増やしてしまいました、次回どの件について語るか・・・リクエストお待ちしております。コメント欄、メール、mixiメッセージ等でお受けいたします。

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コメント

私も色々と制作費をアップさせる方法を考えたのですが、2011年には完全に地上波デジタル放送に移行し、それに伴いテレビでもインターネットを利用できる機種が普及してどの家庭でもネット放送が見られるようになれば、アニメもネット放送に移行しテレビ局を介さず放送できるようになりスポンサーからダイレクトに何億という制作費(広告費?)を受け取ることが出来るようになるのではないでしょうか?もしそうなればテレビ局からアニメの制作の依頼があった時、億単位の制作費を要求することは簡単だと思います。

ネット放送の仕組みなど詳しいことはよく分かりませんが、ネットでの権利関係を今からしっかりと獲得しておけば不可能ではないと思いますがどうでしょうか?

投稿: 通行人B | 2007年2月25日 (日) 06時57分

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