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2007年3月

腹立たしい記事 ~その5~

前回からの続き、

この記事の何が嫌かってあれを見て

「よーし、アニメーターになって頑張るぞぉ~」

と思う人はまずいないでしょう。

はっきり言って全くの逆効果です。

その反対側にあるのが「松坂大輔」の話題です。

年収約10億円もらえるなら俺も野球選手になろうと思った人は沢山いるでしょう。

技術や能力は「言い値」なので基準を作りずらいですが

私にとって「防御率2,5のピッチヤー」と「一月に300カット描ける原画マン」は同じぐらいの価値です。

その300カットは使えないものだったらどうするんだという人もいるでしょうが、たいていの制作はいくら300上げてくれる人でも演出作監に頗る評判の悪い人は使わないでしょうし、逆の野球に置き換えても物凄く神懸かった守備陣をバックに付けたピッチヤーと、三振をズバズバ決めるピッチヤーとでは『防御率』という数字からはどちらかはわかりません。

となって来ると比較すべきはそのパーソナリティのもたらす経済効果です。

そうなるとやはりアニメーターは野球選手ほどに収入を得るのは難しいと思われます。

ではどのあたりと同じぐらいが適当かといえばやはり「役者」でしょう。

しかしアニメは実写の役者と違ってそれと同じ位置づけにキャラクターデザイナー、作画監督、原画、動画がいます。この4セクションから成り立ちますからそれらに適正に振り分けすべきだと思われます。

試しに「こんな記事を書いてほしい」と言う例文を書いてみます。

中堅役者のTVドラマ一話分(主役)のギャラが大雑把に調べたところ300万円らしいのでアニメーターに置き換えれば「最上級アニメーター」がTVシリーズを一年やった場合の年収が×52本の1億5600万円、劇場ならその3倍ぐらいが適正ではないでしょうか。

このシュミレーション記事はかなり私の主観、理想、偏見が混じっていますから各メディアの方々はあのような記事を書く時間を適正価格算出に充てて頂きたいです。

適正価格で思い出しましたが、

テレビアニメーション制作に関する要望

というのが以前出ていたと思います。(原文のリンクが見当たらなかったのでその文を取り上げたブログをリンクさせて頂ました。)

・放送局は、1項と2項の目的を達成するために、テレビアニメシリーズ30分の製作費を、一本2300万円以上にすること。

・放送局は、アニメ番組の制作発注を放送開始日の8ヶ月前にすること。

(1) 新人アニメーターの最低(保障)賃金

  (時間額710円×8時間)×22日=月額124,960円

(2) アニメーターのモデル賃金

  原画モデル 1カット3500円×月40カット+月保障7万円=

        月額210,000円

  動画モデル 動画一枚250円×月450枚+月保障5万円=

        月額162,500円

上の二項はおおむね賛成なのですが「新人アニメーターの最低(保障)賃金」と「月保障」は頂けません。

「新人アニメーターの最低(保障)賃金」が気に入らないのは、腹立たしい記事 第一回目でも書かせて頂きましたが、

「新聞が叩く事によって近い将来、一日に三枚ぐらいの動画を描いて月収15万円なんて事になるのだろうか?」

という事です。

アニメーターが時給なんて、いかに新人であっても論外です。

描ける者が富み描かざる者が貧す、この原理が現代社会において希薄なハングリー精神を引き出し切磋琢磨を助長するのです。

そして「月保障」、これを導入すると原画マンなら「月産40カットのみを目指しそれ以上を目指さなくなる」のです。

もちろん全員がそんなことになるはずはありませんが多くのアニメーターがそこに陥ってしまうと思われます。

何故私がこんなことを思うのか実例をあげさせていただくと、

約15年ほど前、私が所属していたスタジオの社長が若手原画マンが数上がらないことを憂いて

「月に70カット以上上げれば本来単価が2500円の所を3000円にする」

という御達しを出しました。

その頃私は20代中半ばで同世代のアニメーターは4,5人いました、が

その呼びかけに答えて実行したのは私一人だったのです。

「70カットは多い、誰もが出来る数字ではない」とおっしゃるかたもいらっしゃると思いますが、その当時私たちがやっていた作品は

「キテレツ大百科」だったのです。

同じ頃サンライズでは「ガンダム0083」をやっていましたが、それを70カットやれなんてとても言えません。が、私たちがやっていたのは「キテレツ大百科」です。

あまつさえ、「キテレツ大百科」を40カット「赤ずきんチャチャ」を30カットやって計70カットにし単価を3000円にしてもらったら、

「一作品で70超えなければ単価3000円にすべきではない」

と言い出す人まで現れました。

ああ、もう、思い出すだけで悲しくなってきます。

現在も程度の差はあれ似た様な事例をよく見聞きします。

だからと言って単価や待遇を据え置くのが良いといいたいのではなく代案はあります。

「新人アニメーターの最低(保障)賃金」の代案としては、

「楽なカットを選別してあげる」です。

実際自分がそうでしたし、人が育っているスタジオはそうしている所が多いはずです。

次に「月保障」の代案ですが。

保障額に充てようとしているお金を

「大変なカットを作業した人に充てる」

のが望ましいと思います。

例えば単キャラの止め口パクは通常単価で良いと思いますが、たまに恐ろしいほどのモブや演技が細かいカットがあるのでそういったカットを、

「本当の動画枚数が100枚であっても大変なら200枚、さらに大変なら300枚『やった事』にしてあげる。原画なら5カットを10カット扱いにする。」

です。これは「元受」の会社以外は多少難しいかもしれませんが慣習化させてしまえばこちらのものです(笑)

あと少し話はずれますが

「(新人)役者や(若手)お笑い芸人にはアルバイトをする時間があるからアニメーターと同列に語れない」

という意見をよく耳にしますが、ごく平均的な密度(絵)の動画を12時間かけて20枚描ける自信のない人は「アニメーター」という「選択」から間違っています。(腹立たしい記事~その2~参照

現在は平均的に動画単価は200円出ていると思いますので日給4000円にもなれば(新人)役者や(若手)お笑い芸人より全然待遇が良いです。

もし、著しく単価が低い(100円以下とか)もしくは線が多い、難しい絵のカットばかり回されるというのであればそのスタジオの方針を疑った方がいいです。今はネット時代ですから自分の置かれている環境が一般的かそうでないかは調べればすぐにわかります。

後は私が「アニメーターマネージメント」を確立するまでは(笑)個々で交渉力を付けてください、

「こんな内容を通常単価でやらせるなんて~」

まずはごねる、お試しあれ(笑)

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今回はかなり早い更新&長文になってしまいました。

たまたま興がのったからなんですが、やはり「多くの人に見られている」感は心地よい緊張感です。

ただ、依然としてコメントは少なめ・・・業者からのトラバ&スパムは激増・・・(涙)

コメントを多く頂けるコツがあったらぜひコメントして(笑)くださいね~

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腹立たしい記事 ~その4~

最近また「アニメーター=低賃金」みたいな記事が増えたように思います。

それら一つ一つに突っ込みを入れていたらきりがないほどです。

でも、その中で一つものすごく「突っ込み待ち」(笑)をしている記事があったので取り上げようと思います。

冷え込むジャパニメーション

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/14/news049.html

これまでは、多くのアニメーターの「好きだから」という情熱に支えられて成り立っていたが、若いクリエーターはゲーム業界などに流れ始めており、制作力の弱体化が懸念されている。

アニメーターの竹内志保氏(39)は、最初に手にした給与が2万5000円だったことを覚えている。

「どうやって食いつないでいたか、わからない。親に金を送ってもらったり先輩におごってもらったりはしていたと思うけど」

アニメーターの給与は、新人クラスで月5万円程度の基本給と、動画1枚いくらの出来高制となるケースが多いという。1枚200円の場合、300枚描けば6万円となり計11万円だ。

竹内氏の新人時代は1枚130~150円。「がむしゃらに描いていた。月1000枚描く人もいた」というが、アニメ業界では人手不足は常態化、人材基盤に対する懸念は絶えない。

まず最初に、その竹内さんは今は如何ほど頂いているのでしょう?

もし現在でも年収が250万円ぐらいしかもらってないのなら記事にすべきだと思いますが、若いうちにギャラが安いのはアニメーターに限ったことではありません、ですからそんな昔話をされても何の参考にもなりません。これを認めてしまったら「駆け出しの芸人、年収5万円、冷え込むお笑い業界」という記事も掲載して欲しいものです。

邪推というか「うがった」見方をさせていただければ、要はスポンサーにもっとお金を出してくださいというプロパガンダなのだと思ってしまいます。

しかし前々回ふれたようにスポンサーからは十分な額が出ているわけで、それ以上を望むなら現場に還元するという条件つきで訴えるべきだと思います。

その確約が取れていないまま(取れていたとしても公表さていないまま)こんな記事ばかり世間の目にふれられるようになったら大抵のスポンサーに「強欲なTV局と代理店」と思われても仕方がないと思います。前回の「おおくぼ」さんのように「何にお金を払っているのか」ますます疑問視されるでしょう。

それとも政府に補助金をくれという意味なのでしょうか?

しかしこういった産業を国が支援すると、結果的に非道徳的なものが排除され欧米産のアニメーションのように人気が冷え込むことになりかねません。

やはり、そういった一見良案に見える策も「我々はこういった理念の下こういう結果を望んでいる」というアナウンスがないまま続けるとせっかくお金を出す気になっていたところに水を差すようなことになりかねないと思います。

取り上げている新聞が「産経」というのも気になります、いわゆる「フジテレビ」側のメディアです。

「私たちはアニメの制作費について真剣に考えてます」的ポーズは裏を返せば「私たち以外はぜんぜん考えてないら考えるようになってください」と言ってるように聞こえます。

これでは現場の人間のみならず代理店の方々も敵に回してしまうのではとよけな心配をしてしまいます。

新聞社はどこもTV局をもっているので新聞で取り上げるイコール上記のような印象を受けるのはいたし方のないことですが・・・

私は以前にも書いたように局や代理店の取り分を減らせとは言っていません、それぞれの役割をしっかり果たして欲しいからです。

ですからスポンサーさんからもらう額は増額はして欲しいものの現行払われている5000万の5%、300万に満たない額でいいのです。これが各部署が現在の割合分で割って同率の引き上げ額を望んだら1億円を超えてしまうのでスポンサーは離れてしまうと思います。

この件についての私の願望は以前書いたように

「儲かっている側をもっと取り上げて欲しい」ですが、

今回の件で新たに思いついたのは

「自分たちはこの問題に対してこういう取り組みをしています」という事を前提に今回のような記事を書くことと、

「どういう結果が望ましいのか『新聞社側』もしくは『TV局側』としての具体的な統一見解をだす」

ということです。ただただ民衆とスポンサーに「みんなが好きなアニメが無くなるかも」という恐怖、不安だけをを助長すのは絶対にやめていただきたいということです。

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やっぱり、前回の予告を裏切ってしまいました(笑)ある程度制約がないと書けないものですから「予告」なんてしてみたわけですが・・・

話は変わって、ココログ事務局からこんなメールが来ました。

 はじめまして。ココログ事務局です。
 いつも、ココログをご利用いただき誠にありがとうございます。

 この度は、「日刊ココログ・ガイド」にてあなたのココログを
 ご紹介させていただきますこと、ご報告させていただきます。

 ------------------------------------------------------------
 掲載予定日 : 3月30日 です。
 該当ココログ:「アニメーターとして生きる」
        「http://motoz5.cocolog-nifty.com/animator/
 ------------------------------------------------------------

 また、このココログをココログパートナーのサイト、ならびに
 各ココログパートナーが発行するメールマガジンでも、ご紹介す
 る場合がございます。あらかじめご理解いただけますようお願い
 いたします。

 あなたのサイトを、より多くのユーザーにご覧いただくご支援を
 させていただけたら幸いです。
 
 これからも、ココログをよろしくお願いいたします。

なんか、TVや雑誌に取り上げられるみたいで晴れ晴れしいですね(*^_^*)

次の更新はなんか余所行きの文を書いてしまいそうです(笑)

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 若い衆へ 〜その2〜 &お答えします

また今度書くことにしようとか先送った事柄フォロー月間ということで「若い衆へその2」です。

まず、これからアニメータになろうと思って日々精進している皆さん、もしくはなりたいのだけど絵に自身が・・・と、思っている皆さん。

今回は上手くなる早道を講釈させていただこうと思います。

えっ?お前は講釈をたれるほど絵が上手いのかって?

絵の上手さで言ったら才能のある20代にも敵わないですが「アニメーター」という仕事の上手さなら一日の長があります。

ではまず一人前のアニメーターになる為の早道とは

「とにかく現場に入る」という事そして「なんでも描く」という事です。

宮崎駿氏などは「アニメーターになるのは四年制大学卒業してからで十分」と言っているようですがそれは天才が天才を育てる理論であって今現在業界が欲してるのは「大量の人材」であって「天才」は二の次で良いのです。

さりとて私も「四大へはいくな」とは言いません、でも大学は学部によってですがアルバイトやサークル活動(部活動)が出来る『暇』があります。そういった時間を利用して現場に参加した方がベターだと思います。

しかし現在学生が気軽に立ち入れるアニメスタジオは余りありません、ですのでその辺は改善されるべきです。盗難等が怖ければIDをとって管理すればいいと思います。

そうして現場に入ったらとにかく先人たちの仕事を良く見るということです。

黙々と机に向かって描き続けることが上達の早道だと思っている若いアニメーターが多いような気がします。

それこそ読解力のある天才アニメーターは「描き終わった物」からすべてを読み取りますが、たいていのアニメーター特に始めたてはすべてにおいて観察不足です。

そこで描いている人間を見、そして話すことが重要になってくるのです。

話すことにより漠然とどこを見ればいいかわからなかった事が判るようになってきます。

もちろん「本番動画」「本番原画」を描かせてもらえる可能性も高いですから卒業し就職してすぐに「食える」アニメーターになる可能性があります。

次に「何でも描く」ということ。

たいていのアニメーター志望者はそれなりに人から「絵が上手いね」といわれ続けてきた人たちばかりですし有名美大など出ていれば「お墨付き」ということになります。

なのにいざ現場に入ると「使えない」とか「下手だ」といわれてしまうアニメーターが多いのは、

「好きなもの以外描いてこなかった」からです。

自分の例で言えば「背景」が描けません。アニメーターになるのだったら必要ないと思っていたし苦手だったからです。

でも実際は必要どころじゃない「重要」だったわけです。

でも今はそれなりに描けます、なぜ描けるようになったのか?

仕事として描き続けたからです。

本来、自分が「背景が描けない」と思ったら街や野にでてスケッチしたりパースの理論を学んだりするのが道筋なのでしょうが私のような面倒くさがりにはそれが嫌です、ええ嫌ですとも(笑)

描いても一円にもならない絵を描くなんて絶対嫌です(笑)

しかし「仕事」として強いられれば別です、お金になりますから。

描けなければお飯の食い上げですしね。

そうなれば日々の通勤時にも風景や建物の構造が無性に気になってくるし、専門学校時代教わってもよくわからなかっったパースの授業の資料を引っ張り出したりします。

背景を例に出しましたが、人体構造、アクション、水、煙、etc、すべてにおいて描けなかったものが描けるようになった過程はこんな感じです。

ただやればいいというものでもなくやはり回数、枚数は多いに越したことはないと思います。

ですので新人と言うか三十代前半ぐらいまでは好き嫌いせず色々挑んで見ることをお勧めします。

デッサンや構造の問題だけではなく、

「ガンダム描きたくてアニメーターになったのにアンパンマンしか描かせてもらえない!」

というのもそうです、「アンパンマン」を「完璧」に描けるようになったアニメーターは大抵「ガンダム」を描いても上手いです。

やもするとサンライズの方から描いてくれと頼みに来ます(笑)

もし「アンパンマン」ばかり描いていたから「ガンダム」描けなくなったという人がいたとしたら『完璧』ではなかったのだと認識してください。あっ、それ以前に会社(スタジオ)選びを間違えないように(笑)

以上、凡人君向けに講釈しましたが天才君にも少々・・・

「背景が描けない」と思い、街や野にでてスケッチしたりパースの理論を学んだりする事が出来るあなた、それが「努力しなきゃ・・・」とかではなく「ナチュラル」にそうしてしまうあなた!あなたは天才ですので今すぐアニメスタジオにGO!

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おおくぼさんよりコメントを頂きました、ありがとうございました。

pdf興味深く拝見しました。
スポンサーの立場に立つと、いったい何に金を払ってるんだという感じですねぇ。
まぁ自分の商品が広く売り込めればそれでいいんでしょうが。
もし放送局より低コストで大きい宣伝効果があるメディアがあったらそっちに乗り換えそうな…なんて思いました。そんだけ。
宣伝効果だけを考えたら何もアニメのスポンサーになんなくてもいいような…
スポンサーがアニメに何を求めてるかと、メディアがどの程度の役割を果たすかによっては放送局じゃなくてもいい場合が出てきそうだなぁと思いました。

いったい何にお金を払っているのか・・・例えばおもちゃを売り込みたいための作品は「おもちゃの宣伝費」としてお金を払っているのでしょう、だからおもちゃ売りが主体だった過去にあの表の様な区分が出来上がったのだと思います。

しかし現在、特に深夜帯のアニメは「その作品自体のDVDの宣伝費」としてお金を払われているわけですから区分は変わっていくべきでしょう。

利権の構造は固まってしまっていて切り崩していくのは困難です、ですから業界全体の利益をあげるように努力し増加分を現場に届くようなシステム作りが必要なのだと思います。

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先日、「超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」で

初監督をされた山口晋さんと飲みに行きました。

山口さんとは10数年前「ストリートファイターⅡⅤ」という作品でご一緒して以来の長い付き合いです。飲み会にはやはり同じ現場にいた山田起生くんにも来てもらいました。

本当はこのブログに載せようとインタビューのつもりで臨んだ飲み会でしたがただの大騒ぎ大会に(笑)

楽しかったので良いのですがブログのネタが・・・(笑)

では、次回は山口さんと一緒に歩んだ「アニメーションスタジオ あさどや」について書こうかな・・・

あっ、いや、予定は未定ですので定かではないです(笑)

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アニメーターをマネージメントする 〜その4〜

本題に入る前に

2月26日 

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本当にありがとうございました

主に「カトゆー家断絶」さん「ぬるヲタが斬る」さんからのリンクでした、そちらも大感謝です!

やはり富野さんガンダムネタは強いのでしょうか・・・正直あれ系のネタはもう無いのでそちらを目的に来られた方すみません、わが道を行かせてもらいます。

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2ちゃんのとあるスレッドに、

「お互いで、評価制にしたらいいんじゃないかな。
作監、演出は各原画マンの評価。
原画マンは、作監、演出の評価をして、その評価によって支払い額決めたらいいんじゃない。」

というのがありました。

実は私も以前からこのことについて考えていたのですがパクリみたいになってすみません、書かせていただきます。

私の案は「評価」では無く「相性」をデータベース化すべきだと思っています。

どう違うのかというと、「評価」というと上からの視点になってしまいますが「相性」であれば技術とはあまり関係しないので問題が起きる可能性も軽減されると思います。

最終的には全体に波及すべきシステムですが最初は監督、演出、作監、原画の間で確立させていけばいいと思います。

先ず五段階のアンケート用紙を作ります。

内容は

  • とても合う
  • 合う
  • 普通
  • 合わない
  • とても合わない

です。

普通が±0でそれを基準に上下して行きます。

これを作る事で人間関係におけるストレスの軽減と作業効率の向上がはかれます。

懸念される問題は

  1. 記入してくれない人がいるのではないか
  2. 記入用紙が全員に行き渡るか
  3. ちゃんと反映されるかどうか
  4. 外国人はどうするか

1に関しては記入に空欄もしくは記入拒否の場合

「すべて『普通』扱いになります」

と釘を刺しておけばいいのです。

どんなスタッフでも

「この人ともう一度やりたい」

「この人とは二度とやりたくない」

というのがあるはずです。

つまりは

「忙しさにかまけて記入をおろそかにするとどんなスタッフをあてがわれても文句は言えない」

という状態を作れ上げれば真剣に取り組んでもらえると思います。

これでマネージャーが存在すれば「合わないというスタッフ」を多く起用する制作には圧力をかけられますし、どんなスタッフを連れてきてもダメ出しするアニメーター側にも業界の現状をわかってもらう材料になると思います。

2番めは1と逆の原理が生じます、

「こっちは誠心誠意スタッフを集めているのにアニメーター(演出)から文句ばかり言われる」

と思っても、データがあればわかってもらえます。

3の問題ですが、正直「合う」「とても合う」というスタッフを沢山用意できるスタジオはそう無いでしょう。

気遣われるべき点は「とても合わない」同士を組ますことです。

これだけは絶対避けるべきです。

我慢できる範囲が人によって違うのが問題なので、全員を「とても合わない」にするような人も現れるでしょうから、そのつど現状を認識していただいてそれでもダメな場合はどんなに仕事の能力が高くても御退陣頂くか「独りで出来る仕事」をあてがうしかないでしょう。

4番ですが、私個人で言わせていただければ

外国人にこそ適用させて頂きたいシステムなのです。

なぜなら、昨今は外国、特に韓国の方々の方がアベレージが高いです。

なのに、制作に「この人いいよ、もう一度やってもらってよ」と言ってもかけあってくれません。

日本人同士なら電話や打ち合わせでお会いした際に言葉を交わせば良いのですが外国の方とはそうおいそれとは行きません。

最後にまとめますが、やはりこれらはマネージャーが介在して上手く運営できるシステムだと思います、この情報は「どこかのスタジオ『個』に所有されるもの」ではなく全体で共有すべき情報だからです。

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通行人B さんからコメントを頂きました、ありがとうございました。

私も色々と制作費をアップさせる方法を考えたのですが、2011年には完全に地上波デジタル放送に移行し、それに伴いテレビでもインターネットを利用できる機種が普及してどの家庭でもネット放送が見られるようになれば、アニメもネット放送に移行しテレビ局を介さず放送できるようになりスポンサーからダイレクトに何億という制作費(広告費?)を受け取ることが出来るようになるのではないでしょうか?もしそうなればテレビ局からアニメの制作の依頼があった時、億単位の制作費を要求することは簡単だと思います。

ネット放送の仕組みなど詳しいことはよく分かりませんが、ネットでの権利関係を今からしっかりと獲得しておけば不可能ではないと思いますがどうでしょうか?

そうですね代理店と局はネックですからね。

Photo

このデータは

http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/kobetsugenjyokadai/anime200306.pdf

こちらで詳しいことが読めます、アニメーション業界人は必読です。

ただ、やはり代理店さんには宣伝をお願いしたいですしキー局にはネット局への仲介をお願いしたいです。

でもちょっとだけ、両者の予算の3%でもいいので現場に、もしくは私の提唱する「マネージメントシステム」に投資していただきたいです。

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更新が少し遅くなりました、8日に一回を目指していたのですが・・・

ただやはり本業や家庭が優先されますのでもし楽しみにしてくださった方がおられたのでしたらお詫び申し上げます。

皆様のコメントが励みになりますので、苦情でもご意見でもお気軽に書き込んでくださいね。

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