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2008年5月

憎み合ってはいけません

仮に「日本のアニメーション業界転覆を目論む悪の秘密結社」を江戸時代における「幕府」に置き換えてみましょう。

前回でも述べたように「幕府」は不満や憤りの矛先が自分達に向かないように必死です。

安い制作費、無いスケジュール、迷惑なスタッフ、これらはすべて「幕府」の仕業です。(笑)

冗談はさておき。

とにかく怒りの矛先を身近なスタッフに向けてはいけません。

良いスタッフが集まっても「相性」というものがあります、どうしても駄目なら違う作品へとシフトするという手があります。

作品数が減ったとは言えまだまだ原画の発注は無くなってはいないのですから。

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Morikonさんからコメントいただきました、ありがとうございます。

のりりんさん、こんばんわ。
コメントするのは初めてでしょうか?

今回の記事、全く同感です。
自分がサラリーマン時代、
制作的な仕事内容だったせいか、
尚更そう感じます。

どんなに良いエンジン積んでても、
優秀なドライバーがハンドル握ってても、
潤滑油がないと車は走りませんからね。

そういうことに思いが至らない演出家や
アニメーターが、残念ながら少なくない
ということでしょうか。

もちろん「困ったちゃんな制作」は存在しますし、
振り回されて、こっちがヒーヒー言うことが
あるのも事実ですが(苦笑)

全くおっしゃる通りです。

総じてアニメーター・演出にしても制作にしても「子供な言動、行動」が「困ったちゃん」といえるでしょう。

かなり前の事ですがスタジオZ5の代表であった亀垣から不満を吐露する私に

「相手が『子供』なんだからお前が『大人』になれ!」

と一喝された事があります。

まさにその通り、目から鱗でした。

「子供」が多いこの業界、大人な言動、行動を取る者は神や仏のように輝いて見えます。

いまさらながらですが輝かしい自分を想像し、それを目指そうと思います。

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いがみ合ってはいけません。

やはり更新が遅れてしまいました、申し訳ありませんm(__)m

予期していたので前回言い訳しておいたわけですが・・・(笑)

今回書こうと思う内容は以前から「いつかは書かなくては」と思っていた、

「制作とアニメーター・演出との確執」についてです。

なぜ、今このタイミングで語ろうかと思ったのはとあるシステムに似ていることに気づいたからです。

そのシステムとは

「士農工商」

アニメーションの現場に置き換えるとこうです。

士=製作

農=アニメーター・演出

工=アニメーター・演出以外のクリエーター

商=制作

誤解を招きそうなので釘を刺しますが「農工商」の部分の人達が「身分が低い」といっているわけではなく「冷遇されている」と言うことですのでご理解いただきますようお願いいたします。

さて、何故「士農工商」と「アニメの現場」が似ているのかと言うと、かつての江戸幕府は「士」である役人が身分の高いものとしていましたが「士」以外の「農」「工」「商」の位置づけをどうするかで「農」を「士」の次にしたのはおもいっきり「タテマエ」なのでした。
実際の扱われ方は「工」「商」以下であるのに農民達のプライドを維持する為の「士農工商」と言うシステム。

まさに今のアニメーションの現場に置き換えられると思いませんか。

ただ大きく違うところは「士農工商」というシステムは江戸幕府が民衆の不満、憤りの矛先を幕府へ向かないよう出来たシステムですが現在のアニメーション制作の流れは「自然に出来上がったもの」という事。(士農工商に関しての知識の出所は100%「カムイ伝」ですw)

言ってしまえばJAniCAは現代の倒幕をすべきなのでしょうが相手が空気のような存在なので倒すことが出来ません。

4年ぐらい前に友人のアニメーターが言っていました 、
「今一緒に仕事をしているアニメーター・演出の仲間は『制作は敵だ!』っていうんです。違うんだよなぁ・・・制作も仲間なのになぁ」

その時私も

「そうですよ、仲間ですよ。いがみ合っていたら良いものが上がらないじゃないですか。」

今でもそう信じていますが最近制作の信じられない言動行動で揺らぎつつあります。

しかし、私は性善説の人。

繰り返しになりますが

「いがみ合っていたら良いものが上がらない」

出来上がった作品が不本意だったり売り上げが上がらないのは

「いがみ合っている」

からなのでは?

そしてみんなが「良いものを目指している」と信じます。

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