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じゃ何円が適正単価なの?

丁度一年ぐらい前にmixiの「『アニメ屋』コミュ」でアニメーターを対象にアンケートをとったことがあります。

それによれば原画マン月産50カットぐらいが平均のようです。

50名のサンプルなので説得力に欠けますが私はほぼ間違いない数字だと思います。

ざっと調べたところ20代後半エンジニアの平均年収は495万円だそうで(4,950,000円÷12ヶ月)÷50カット=8,250円正当なTVシリーズの原画単価ということになるでしょう。

劇場なら3倍の24,750円~30,000円が適正でしょうか。

ただ30代前半(30~34歳)は526万円、30代後半(35~39歳)は636万円、40代前半40~44歳)は712万円となってますか ら、それぞれの年収マイナス495万円(30代前半なら31万円)を何かしらの形で(契約料、拘束料、半拘束料)フォローするのが望ましいでしょう。

次に動画ですが同じ50名のサンプルで大雑把に見てやはり月産400枚ぐらいが平均値と言うことでした。

とするとやはり大雑把に見た大卒平均初任給が200,000円÷平均枚数400=500円正当なTVシリーズの動画単価と言うことですね。

現在団塊の世代の先輩達が動画マンだった頃は今のような低賃金ではなく比較的高収入であったと聞きます。

そのころ動画一枚描けばラーメン一杯食べれたと。適正動画料500円ということはやはりラーメン一杯分(笑)

それはその頃のラーメンが120円ぐらいであったからと言う事なのですが現在でも120円がまかり通るスタジオもあると聞くから驚きです。

適正動画料500円は高いとは思いませんが確かな技術のある人に出したい金額ですね、劇場なら1,500円~2000円ぐらいが適正でしょうか。

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アニメ業界」カテゴリの記事

コメント

初めてコメントします。
単価が問題ではなく1カット、1枚いくら、
という仕事の仕方が問題ではないでしょうか?
雇用のあり方から考えないと何も変わらないと思います。

初めてコメントします
他業種の平均(またそれも高めの平均ですね)が幾らだから
アニメータもこれくらいは貰っていいはずだ、
という前提はあまりにもおかしい無茶苦茶な考えで、
それこそ今叩かれている公務員の考え方ですね

アニメータの作っているものは全て作品ではなく商品です
給与となるお金はどこかから沸いて出てくるわけではなく、
商品を販売したりした結果のお金の一部が製作者に支払われているわけです

誰かが搾取している、等といった話もありますが、
それ以前の話としてエンジニアとやらが生み出している商業的価値より、
大半のアニメは商業的価値が低いという現実があります
(作品的、社会的価値ではないですよ?念の為)
エンジニアが幾らだから、アニメーターも幾らよこせと言うのであれば、

「エンジニアが生み出している商業的価値と
同等以上のあるアニメ以外は作ってはいけない」
事になってしまいます


そして、そしてそういった価値のあるアニメは少ないながら存在していると思います
搾取だとか、受託の形態がどうとか、そういった話ばかりがこういった
アニメ製作者のBlogから聞こえてくるのですが、
現実はアニメだけが特別に高い割合で間抜かれてる訳じゃなく
単に利益が出ていない結果なのですから、
アニメ自体の商品としての価値を高める方向に目を向けるべきでしょう
(加えて言うなら、様々な都合はあるのでしょうが、
明らかに商品価値の無いアニメが量産され過ぎています)

アニメータはフリーが多く組織力が弱い為に
「それはお上のやる事」と決め付けて居る製作者さんが多いように思えます

ココさん

コメントありがとうございます。

>単価が問題ではなく1カット、1枚いくら、
>という仕事の仕方が問題ではないでしょうか?

余り余裕が無いので一言だけ言わせていただければ単価という枠組みが無いと制作さんが予算立てする際に難儀してしまうのです。

この件については後日深く掘り下げます。

pecosanさん

コメントありがとうございます。

>アニメータの作っているものは全て作品ではなく商品です

やはり余り余裕が無いので一言だけ言わせていただければpecosanさんのイメージする原画、動画がどんなものかは分りませんが、私がチェックしてOKを出している原画動画の技術の高さは半端じゃないです。

この件についても後日深く掘り下げます。

コメントありがとうございます
>私がチェックしてOKを出している原画動画の技術の高さは半端じゃないです。

その辺りは良く判っているつもりです
アニメータさんの、特に日本のアニメータさんの技術の高さは世界的にも認められているもので、その上で「作品ではなく、商品である」と、そう考えられる人が少ない、勿体無い、と僕は思っています

折角価値のある技術があるのに、価値がある商品にその技術を投入出来ていないという事です
繰り返しになりますが、価値がある技術だからお金を貰える、という事では無いのです
良い文章を書くのに食えない小説家さん、良いマンガを描くのに食えない漫画家さん、良い曲を演奏するのに食えない歌手やバンド、そういった人は幾らでも居ます
いくら良い技術を持っていても、良い商品でなければカネにならず、作り手側も潤いません
アニメは集団で作っているが故に、その視点が抜けているのだと思います

GONZO等が上場した時にはその辺りに期待したのですけどね
もっとカネにがめつい作品を作って、アニメ業界を潤してくれるかと期待しましたが、結局は良い商品を作ることが出来ず、ハンパな作品を作り続けているように思います


海外ではディズニー等はセルアニメを全てやめて、3Dに移行して収益を上げました
セルアニメが無くなってしまうのは寂しいので、それだけが正解だとは思いたくないですが、日本のアニメ業界はどうも、オタク向けアニメばかりに逃げてる印象があるんですよね
それがまた、作り手の作りたいものではあるのでしょうけど、そこのパイはどんどん狭まってきているのに、集中しているから、一部の突出した作品しか売れなくて、残りはどういった理屈でお金が回っているのかさえ想像が付かないです
もちろん、そうではない素晴らしい作品であり、商品であるアニメも多くあるのですが、ダメな商品の単価に引っ張られて、あるいはその値段で請けてくれる習慣から平均値が決まってしまっているのでしょうね

個人的には、収益の上がるアニメに関わるスタッフは、もっとお金をもらうべきだと思います
同時に、好きで収益の上がらない商品に関わっているのであれば、そこは我慢すべきだとも思います
その辺りは是正されるべきだし、「平均」に関しては「?」なのです

返信ありがとうございます。
単価という枠組みに利点があることは解ります。
しかしそれによる弊害の方が遥かに大きいと思うのです。

成果物と報酬が直接明確に結びつきすぎていることが
アニメーターが買い叩かれる元凶となっています。
また、この枠組みでは新人育成等の作画以外の業務への
評価、報酬を入れ込むことは困難です。
描いた枚数とは別に、
全体の生産性を上げている人間と下げている人間がいます。
そういった部分も含めて包括的に評価される枠組みが必要なのです。

「単価という枠組みは必要だ」という事を語るのではなくて
どうすればより良い枠組みが作れるのかを考えて頂きたいのです。

簡単には答えの出るものではありませんが
「昔からこれでやってきたから…」と思考停止していては何も変わりません。

既にpecosanさんが返信を書かれているので必要ないとは思いますが
pecosanさんへの返信コメントに対しても言わせて頂きます。
「原画動画の技術の高さ」、あるいは品質と作品の市場価値は
必ずしも比例しません。
どれだけ苦労しても技術的に高度でも市場で価値を認められなければ
商業的には無価値です。

ココさん
pecosanさん

コメントありがとうございます。

まず「作品じゃなくて商品」というのはごもっともなのですが、当のアニメーター達はその辺の事を全くと言っていいほど考えていません。
4,000円の仕事であれば4,000円の作業量、密度、こだわりを持って作業すれば現状でも問題ないと思うのですが全く4,000円に満たない物や40,000円でも遜色ない物を上げてきたりであまりにも統一感がありません。
4000円以下のものを上げる者は「商品」して難ありですし、40,000円のものを描いてくる者は「作品だ」といって譲らないでしょう。

ですから底上げをしたい、そしてそれ以上のものは描かなくていいと啓蒙したいと思っています。(少しやってみた感触は全くもって「暖簾に腕押し」な感じなのですが…)
悪く言えば仕事だと思っていないという事です。
しかしながらその4,000円以下でも視聴に耐えうる後処理をする「工夫」、40,000円の価値にしてしまう「こだわり」が日本のアニメーション技術の源なので止める事は出来ないでしょう。
そして発注する側も「これを4,000円でやらせるか」という内容を強要したり、何に、何処に基準を置いて作業をすべきかがボケまくっています。
私個人が目指す所はアニメーター人口をまず倍化させ、そこから篩いにかけて半分に淘汰させたいのです。その残ったアニメーターに対して今回のブログで取り上げた「適正価格」を支払いたいなと。
現在下請けをお願いしている海外の方々には自国のアニメを作ることに専念して頂いて、日本で放送(もしくは配信)しているものは純国産にしたいのです。
その影響で本数が半分になってもいいとお思いますし自分が淘汰される側になっても仕方がないと思います。
そもそも現在の放送本数が異常で自分が業界に入ったばかりの頃は週30本ぐらいで十分忙しかったし仕事が切れることもなかったです。

試算がエンジニアとの比較では分不相応という事を仰りたいのだと思いますが今回の価格設定もかなり「謙遜」した価格のつもりです。

そして単価という価値基準でよいのかという問題になるわけですが仮にカットによって値段を変えるなりの手段をとると「その値段を誰がきめるのか」という問題に直面します。
演出家や作監が決めるのが妥当であると思われますがその作業は本業に影響するほど時間を取られます。そうなればその作業に予算をつけてあげたいですが現状ではまず無理ですし制作に任せると頓珍漢な配分にされかねません。
そして前のコメントにも述べたように「予算の組み立て」が複雑になり、それが決まらないゆえに全体の作業が遅れるということが懸念されます。(実際今の現場でもそれに似た混乱があります)
配分に関しては結局作画演出のギャラが上がらないことには実験、研究しようがないので即改善とはならないでしょう。

昨今の傾向は「手間やお金をかけず人気をとれ」という命題が下っているようで蛙男商会のようなフラッシュアニメが持て囃されたり、プリキュアが演出以外オールフィリピンで出来たことを自慢されたり、それを考えるとまだ「萌えアニメ」の方が前向きに作られているのではないかと思ってしまします。

そして現在放送されている作品の傾向を決めているのはアニメーターを含めた制作側ではなくアニメファンからマーケッティングを取った製作側です。
現在の作品傾向には現場もヘキヘキしてますよ。

>良い文章を書くのに食えない小説家さん、良いマンガを描くのに
>食えない漫画家さん、良い曲を演奏するのに食えない歌手やバン
>ド、そういった人は幾らでも居ます

そういった人達はちゃんとした発表の場に上げてあげれば評価され年収1億円も夢ではないですが、アニメーターはちゃんとした発表の場に上げて評価されても年収1500万円止まりなんです。

これだけ長文のコメントがつくのは初めてなので大変喜んでいます。
頑張ってコメントを返そうと思います。

もちろん、ぼってるグロスもあるのかもしれませんが、アニメの需要を考えたときにその単価に予算上落ち着いてると言うことだと思います。稼ぎたい金額に応じて必要カットをできる内容で折り合いをつけるしかないのでは?これ以上原画単価をあげれば他にしわ寄せがいくのは目に見えてますし、需要が高ければ必然的に価格は上昇するものです。納期通りにきちっとあげて、なおかつクオリティーが安定していれば自然と原画単価は上昇すると思います。必要なのは価格上昇ではなく、原画さんたちの自助努力なのでは?

細かく返信ありがとうございます

あんまりブレると良くないので、一番最初の所に近いところで言いますと
>試算がエンジニアとの比較では分不相応という事を仰りたいのだと思いますが

これは意味合いが違うと思います。少なくとも僕個人は、年収600万前後のIT系エンジニアよりは原画さんの方が素晴らしい技術を持っていると思っています。ただ、繰り返しになりますが、それが即ちお金を生む技術ではない現実があるので、同じ収入を得るには至らない現状があります。

堂々巡りになってしまうので一旦流れを断ち切ると、ふくださんの言われるような事はアニメ製作スタッフ系のブログで良く拝見します。
それは生々しい現場の意見ではあるのですが、資本主義に則った考えでは無いとも感じます。
普通の業種では、単価がワリに合わないと仕事自体が消滅して行きます。たとえば、高度成長期にはドアガールやエレベータガールなんてものも居ました。もし、今でも時給300円でそれをやってくれる人が居るのなら、雇いたいという店舗は幾らでもあるでしょうが、そのような雇用に応じる人は当然居ません。
ドアガールの仕事と価値の無いアニメ(利益が出ていない単価を引き下げている要因のアニメ)は本来同じ末路を辿るべきなのです。
ふくださん自身が、言われて啓蒙されているように、あまりに安い仕事は生活自体が成り立ちませんから本来は断るべきなんです。しかしながら、時給300やそれ以下で仕事を受ける人が居てしまうのが、アニメ業界の特異性なのではないでしょうか。そこが、負の連鎖の原因であると僕は思います。

ふくださんの意見を読む限り、ふくださん自身が業界を客観視する視点ではとっくにその答えにたどり着いていて、実際に啓蒙の活動をされているようですが。同時に、現場に身を置き作品を作る立場として、見える現実であったり苦悩によって、やや割り切れない所を持っておられるようにも見えます。


アメリカの脚本家協会のストであったり、コミック界も、ガッシュの作者さんの件で大きく動いているようですし、アニメ業界もそろそろ、そういった活動があって良い時期なのかもしれませんね。
価値の無いアニメの排除や、低価格での受託の排除は、底辺の切り上げではなく排除に繋がりかねない荒療治に繋がると思いますが、今後の事を考えれば、意味のある事だと思います。

名無しさん

コメントありがとうございます。

仰りたい事は良く分ります、私も身の回りのアニメーター・演出、そして自分自身に「締め切りを守れなかったり、打ち合わせを遅刻したり、そんなことしてるから安くたたかれるんだ」と叫びたい気持ちでいっぱいです。

この件についても後日深く掘り下げます。

pecosanさん

コメント返しありがとうございます。

>それが即ちお金を生む技術ではない現実があるので、同じ収入を得るには至らない現状があります。

即商品価値(ギャラ)が上がらないのはいたし方ないですが、私たちアニメーターもアニメの商品価値を上げる為に日夜努力をしています。
おかげでごく一部ですが平均以上理想未満の額を払ってくれる会社が増えてきました。

(少し前から単価ではなく「拘束料」で仕事をしているアニメーターはワンカットあたり1万円や2万円になったりはしていましたが)

以前私はこのブログで「スターアニメーターのギャラを上げるべき」と唱えましたがその方がクライアント側がお金を出しやすいと思ったからです。
なにしろキャラデザイナーをクライアントが指名するご時勢ですから(監督が決まる前から!)指名を受けたアニメーター(キャラデザイナー)はある程度まではふっかけられるわけです。
アニメーターの商品価値は低いですがキャラデザイナーの商品価値はそれなりに高いわけです。
とは言えキャラデザだけでやっていけるのはごく一部のアニメーターですのでキャラデザイナーのギャラの価値観をアニメーターにすりかえて、ひそかに料金アップさせようというのが私の魂胆です。
料金が少し上がれば商品価値も少しあがり、商品価値が上がれば料金が少し上がるというスパイラルに持ち込みたい、そして製作本数は半分でいい、だからオール国産。
これが私のプランです。

>やや割り切れない所を持っておられるようにも見えます。

名無しさんへのコメント返しを読んでいただければ分かると思いますが全くその通りです(汗)

>価値の無いアニメの排除や、低価格での受託の排除は、底辺の
>切り上げではなく排除に繋がりかねない荒療治に繋がると思いま
>すが、今後の事を考えれば、意味のある事だと思います。

JAniCAでは今あらゆる手段を使って賃金アップの可能性を模索しています。
中には仰る「荒療治」的なものもありますが失敗を恐れて実行しないと何も改善されないので知恵と勇気を持って挑みたいと思います。

小説家、マンガ家、歌手、どれも権利を持ってる仕事ですよね。
権利商売のできる仕事と、そうでない仕事を同列に並べても意味がないと思います。アニメーターが版権を持つには、自分で企画して原作から自分でやるしかないのではないでしょうか。しかし、そのアニメも一原画には権利は発生しないので、解決にはなりませんが。

名無し さん

コメントありがとうございます。

>権利商売のできる仕事と、そうでない仕事を同列に並べても意味がないと思います。

その権利取得の為にもJAniCAは動いています。
JAniCAが動く前にもプロダクションIGさんやガイナックスさんは演出と作監にはロイヤリティを払っているようですし、東映さんもディズニーとの提携が後押ししてか演出にのみロイヤリティを払うようになりました。
JAniCAでは「著作権勉強会」も予定していますので原画マンへの配分も出来るよう一緒に研究してみませんか。
何卒よろしくお願いいたします。

はじめまして。今晩は。
アニメーターへの報酬額が、pecosanさんは商業価値により決めた方がいいと言っているようですが、アニメーターへの報酬は製作からの初期投資であり、最低限は当然保障されるべきものではないでしょうか?
大部分のエンジニアの報酬も会社によって当然保障されている筈です。
売れる売れないでツケを払わされるのは、製作の責任になるのではないかと思います。

商業価値が出たらアニメーターへロイヤリティを出してもいいという前提なのでしょうか?

>rokuさんへ

僕の意見をまとめると、前提としては色々ありますが結論は以下の通りです

・ 利益の出ないアニメは淘汰されるべきである
・ 必要以上に安い単価で請け負う事こそが、受託費用の低下と本来は商品として成り立たないアニメの量産を助長している
・ アニメ業界自体、そろそろ大鉈を振るうべき時期に到達している

ですね。商業としてのアニメについては以前から思うところがあったのですが、こちらでふくださんと話させて頂いて自分なりの結論を固めることが出来た事に感謝しています

>アニメーターへの報酬は製作からの初期投資であり、最低限は当然保障されるべきものではないでしょうか?

ここには本来同意すべきなのですが、上の意見に基づくと、必要以上に低い単価で請け負う人が居てしまう現状が、投資側をつけ上らせているのだと思います
無論、安い報酬で頑張っている人には何の責任もありませんが、そういった投資先があるが故に、投資側も本来なら成り立たない所にお金を投入してしまうのが市場原理だと思います

前例でドアガールの話を出しましたが、アニメはTVで放映される等の大きなカタルシスがあるので、時給300円でもやってしまう人が後を絶たないのだと思います
本来ならドアガールなどは今の時代にそぐわないし、意味もなく、利益も出ないものですが、時給300円でもやるというような人材の供給がもしあるのであれば、そこにビジネスは生まれるのでしょう。アニメも似た状況にあり、製作原価がもう少しでも高ければ、これは成り立たないだろうという作品が山のようにあると思います
そのような中から、良い作品が出てきてしまう事は否定できませんが、言うなればこれは、製作側の熱意や善意が食い物にされている状態です
その連鎖を断ち切るには、ふくださんがされているような活動で、結束と啓蒙により、少なくとも底辺の単価引き上げしか無いと思います
結果として、淘汰される作品が出てくる事は仕方ないでしょう

ロイヤリティについては、個人的な意見としては正直厳しいと考えています
監督、演出、作監さんなど、少数の方にならなんとかなるでしょうが、アニメは関わる方が多いですから、より多くの人に充分な報酬を行き渡らせるには至らないのでしょう
或いは正社員化してボーナスを支払うといった形態が望ましいのですが、現状では難しいし、また、そういった雇用形態を望まない方もいらっしゃるのでしょうね

pecosanさん>
丁寧なコメント有難うございます。
市場原理ばかりではなくて、製作側の良心も問いたいところです。pecosanの目線はどちらかというとアニメーターより、製作側にあるように見えます。
なあなあでは、いいものは出来ないと言うし、アニメーター間でも仕事を取るために競争があると聞きました。
ふくださんの1/2の選抜の理想についても、1/2はとても厳しい感じがします。それほど今上がってくるカットは酷いものがあるということなのでしょうか。
金の玉子をどの時点で見極められるか課題になのかも知れませんね。(業界外の人間なのにすいません)

アニメの仕事って、とても楽しいですよね。

今、子供向けのほんわか可愛い作品の作監をやっていますが、正直ギャラはすっごく安いです(笑)
でも、楽しい。
ギャラの高い萌えアニメの仕事するよりも、子供向けの作品つくる方がいいですもん。
よい作品をつくりたい。
あんまり「お金を稼ぎたい」とか思いません。
私みたいなヤツがふくださんの天敵なのかも…?

いつでも淘汰される覚悟はありますよ!ダメアニメーターの自覚はあります。

はじめまして。

アニメの商業的価値が低いという話題がでていますが、果たして本当にそんなに低いんでしょうか?
DVDパッケージ販売だけで判断すると、確かに低いと思われるところがありますが、アニメの場合、関連CDや広告的価値、コミックスの販売促進、コミックス化、小説化、モバイル展開、PC展開、ゲーム化、パチンコ化、グッズ化、ラジオ化、10年20年たっても作品として展開が可能だったり、実写化されるものや、コンテンツとしての海外展開、などなどありとあらゆる付加価値があるのではないでしょうか。

実際、近年、製作側が出資して作られる作品数が劇的に増えたのも、大小あるとしても「総合的には儲かっている」という背景があったからとしか思えません。本当に商業的価値が低いのだとしたら、なぜこれほどまでに急速に作品数が増えたのか理解できないです。

にも関わらず、実際の現場における、単価の上昇率は、物価の上昇率以下です。

逆に、一部の商業的価値の高い作品について
考えてみると、それらの制作費が高いのかと
いうと、大して高くないのが現実だったりします。全国地上波ゴールデンタイムに放送している作品、劇場化もされて、観客動員数もトップクラスをたたき出す作品でもです。
それ以外でも、アニメファンに超大ヒットを出してる制作会社の作る作品の単価が安かったりもします。
商業的価値に基づいて、制作費が決まるのであれば、このような作品の制作費は相当高くなっていなければおかしいはずです。

商業的価値と報酬の一致というのは、理想論にすぎず、現実にはそんなものはありえないと思います。あらゆる職業がそれぞれの商業的価値によって報酬が決まってくるのであれば、経済は成り立たないでしょう。

もちろん、儲かる分野ほど、平均的に報酬が高くなる傾向があるのは事実ですが、どの分野においても最低限度の報酬というのは、考慮されるべきかと思います。

確かに安い金額で請け負う者がいるという
ことが、大きな障害になっていることは
事実でしょう。その点では、地道な活動を
していくしかないかもしれません。

しかし、現在の単価相当の仕事しかしないという
態度をとるのであれば、ほぼすべての作品は、
完成すらしない、もしくは、
「商品的価値のないもの」が大量生産される
という状態になりそうです。
それこそ、まさに商業的価値の無いものに
対して、報酬が低くなるというスパイラルを
生み出しそうです。

------------
ふくださんは、エンジニアを比較対象にしておられますが、これは、「同じ「技術職」」という意味で比較に使われたのかと推察します。
しかし、全く違う分野のため、さすがに比較として使うには無理があるのではないかと思います。「アニメーターになりたいという人材を一定確保できる報酬金額」という意味では「20代後半の平均年収」といった、より全体的なものを比較対象にしたほうがわかりやすいのではないでしょうか。(現時点におけるエンジニアは、その商業的価値以上の報酬(引き抜き防止や将来性などの価値等々)を受けている職業のひとつだと思われますし)
アニメーターは儲かる職業であるべきだという意見には同意なのですが、特定の職業と比較してしまうと、揚げ足の取り合いになって堂々巡りになってしまうという危険性があると思いますので。
とりあえず、全体の平均を上回れば、儲かる側の職業として成り立つと思います。

それと、適正価格を考える場合、
適正価格以外に、最低限価格も合わせて考えるのはどうでしょうか。
新人動画マンが、とりあえず仕事場の近くに一人暮らしで、最低限度の生活ができる単価。
家賃の相場や、ある程度食費を節約するとしても、概算月10万円くらいは必要かと思います。新人動画マンだと、現在においては、月300枚くらいいけばいい方だと思うので、
動画一枚単価360円~400円が「最低基準単価」ということになります。数年経験を積んで月500枚いけるようになったとして、
360*500=18万。
動画マンから原画に昇格するのが通例なので、
数年経験を積んだ動画マンと原画新人が同程度の収入ということを考えるなら、
原画新人だと月25cutできればいい方だと思うので、
18万/25=7200円
原画1cut7200円が「最低基準価格」ということになります。

現在、動画の一枚単価はおおよそ200円~250円、
原画の1cut単価は4000~5000円ですから、
現在、「最低限度の生活をするのに必要な報酬に全く達していない」です。

せめて最低額がこの金額くらいまであがらないと、明らかに先は無い、という話をしていくべきかなと個人的には思います。

これらの金額を、制作予算の単価に要求していくのは重要ですが、それだけでなく、今ある、制作現場の無駄な費用を節約する努力をして、
浮かせたお金を、その会社内で仕事をしている人全員に、一人あたり月1万~2万程度でいいので報酬を出せば、それだけでもかなり変わるのではないでしょうか。そういう制作会社の節約努力が、即効性もあって効果も高いのではないかと思います。

どれくらい現実的かの問題はあるかもしれませんが、とりあえず思いつくこととしては、
制作会社の開放時間を24時間状態から一日12時間くらいまでに制限することで、電気代は半分にできそうです。回収などの定期便は、業界統一定期便なんかを作ることができれば、各制作会社が抱える制作進行の人数を減らすことができますし、車の保有台数も減らすことができるのではないかと思います。制作進行の人数、車の保有台数を減らすことができれば、人件費、保険料、ガソリン代、税金、駐車料金等々を節約できます。さらに事業オフィスを借りる空間が小さくて済むところもでてくるかもしれません。それだと賃料も節約できます。

いかにして単価を上げる要求をするかだけではなく、いかにして、無駄を無くし、少ないお金をうまく運用する工夫について、もっと話し合う必要があるのではないかと思います。JAniCAではこのような話はでているのでしょうか。個人的には重要なことだと思うのです。

>良い文章を書くのに食えない小説家さん、
>良いマンガを描くのに食えない漫画家さん、
>良い曲を演奏するのに食えない歌手やバンド、
>そういった人は幾らでも居ます

売れない漫画家は、基本暇です。
売れないバンドは仕事が無いので、スゲー暇です。


動画マンは暇ですか?


一日10時間以上労働、一ヶ月1日2日休めればよいほう。500枚あげて、やっと10万円です。

漫画家で10万稼ぐなら、10枚前後の原稿を描けばいいだけです。「のんびりペース」で20日あれば余裕で納品できます。

「本当に売れない漫画家」は、そもそも仕事が少ないので収入が低くて当然です。当然労働時間も限りなく少なく暇です。


では、アニメーターはどうでしょうか?

>・ 利益の出ないアニメは淘汰されるべきである
利益追求主義って、質落ちますよ。っていうか、いまの質の悪いアニメが量産されてる原因がそれです。

今の時代、大ヒットって難しいから、少ない利益を得るために、極小のコストで仕上げるようになってます。その結果が、粗悪品の量産です。

ていうか既に淘汰されてるって。
売れないタイトルは続編でないからね。あんたが「売れない」と思ってる粗悪品とやらも、続編が出てるかぎり利益は出てるんだよ。


次は質の話だけど、質の高いアニメほど売れるのでしょうか?
それなら、『イノセンス』なんて馬鹿売れのはずですね。作品的には成功でしたが、興業的には失敗でしたけどね。

漫画家に関して「売れる漫画を描け」というなら分かりますが、アニメーターに関して「売れる動きを描け」というのは大間違い。


何故なら、「いかに利益を生み出す」事を考えるのは「製作業」の仕事で、アニメーターという「制作業」は、質を上げる事くらいしか利益に貢献できません。


>・ 必要以上に安い単価で請け負う事こそが、受託費用の低下と本来は商品として成り立たないアニメの量産を助長している
これに関しては、一理あると思いますよ。

>・ 利益の出ないアニメは淘汰されるべきである
利益追求主義って、質落ちますよ。っていうか、いまの質の悪いアニメが量産されてる原因がそれです。

今の時代、大ヒットって難しいから、少ない利益を得るために、極小のコストで仕上げるようになってます。その結果が、粗悪品の量産です。

ていうか既に淘汰されてるって。
売れないタイトルは続編でないからね。あんたが「売れない」と思ってる粗悪品とやらも、続編が出てるかぎり利益は出てるんだよ。


アニメーターって重要な存在だけど、「利益」に関しての責任ってどうなんだろうね。

漫画家に関して「売れる漫画を描け」というなら分かりますが、アニメーターに関して「売れる動きを描け」というのは・・・。仮に、そういうの追求したからって、売れるアニメって出来るのかね?


「いかに利益を生み出す」事を考えるのは「製作業」の仕事で、アニメーターという「制作業」は、質を高めるしか利益に貢献は出来ない。だが、質が高いからと言って「売れるアニメ」になるとは限らんわな。


>・ 必要以上に安い単価で請け負う事こそが、受託費用の低下と本来は商品として成り立たないアニメの量産を助長している
この倫理に関しては、一理あると思いますよ。

すみません。何かのミスで、コメントが投稿できなかったと思い、連投しましたが、確り投稿されていたようです。削除をお願いします。

投稿 匿名希望 | 2008年6月29日 (日) 16時19分
と言うのから、今のコメントまで同一人物です。

申し訳ありません。

>通りすがりさん

削除了解ですが一つは残しますね。
21時34分書き込みのものと21時24分書き込みのものでは少し内容が違いますがどちらを残しましょう?

はじめまして。自称3000万だったかの話題の頃から拝見させていただいています。
私は、動画単価が安い会社があると聞いて愕然としましたが、調べてみたら大泉にある某ぷろ(主にトムス作品で動画仕上げ)が動画単価安いみたいです・・・

あ、「ぷろ」を平仮名にしているのはヒントです。。。

初めての書き込みです。
アニメーターやってます。

匿名希望さんの無駄を無くすっていう考え方は僕も前から考えていて、制作さんと話したりもしてます。
回収のガソリン代や電気代、部屋代もありますが、地方の原画さんの郵便代もばかになりません。
レイアウトなんて小出しにされても演出さんはチェックできないので、全部上がってから一括して送れば節約できると思いますが、制作側としてはやはりそれは怖いんですよね。ちゃんと上げてくるのか不安だったり…。
あと昔から結構言われてますが、スケジュールを守って撮影回数を減らす。これだけでもかなりお金は浮くはずです。(これは今、現在進行形でやっているところがありますね。モデルとなってくれればいいです)
制作の都合でデジタル移行により上がった仕上げ・撮影の負担分を制作側が予算を上げてもらうように会社に交渉して現場にしわ寄せがいかないようにするとか。

あとは、紙とかも無駄遣いしてる部分もあるんじゃないでしょうか。環境問題も考えると無駄に設定とか刷らないほうがいいのでは、と思いますが。データで済みますし。

公務員みたいに黙っていてもお金が入ってくるわけではないのに、お金に対する危機感が制作・アニメーター双方に欠けている感じがします。
それはそのまま個人の将来・業界の将来への危機感の欠如と繋がっていると思います。
…アニメーターだけではないですが。

ひとりだけ、なんかKYなカキコミしちゃってすいません…今、改めて自分のカキコミ見たら「作文…!?」とか思いました。寝ぼけて書くもんじゃないですね。
イヤ、今も寝ぼけてるんですけど。

無駄をなくす…というのは、大事なことですよね。
アニメ作りは大人数による共同作業なのに、あまりにもバラバラな場所でそれぞれやってるのが無駄の原因でしょうか…
ほんとは、大きなスタジオにみんなでまとまって仕事すれば無駄も少しは減るのかもしれませんが。

まずは身近なとこから(紙とか)無駄をなくす努力をしていきたいです。

スケジュールの厳守に関しては、ホントすいませんって感じです…
コンテがあがってくるのが遅いから、どんどんずれ込んでしまうんだもの…!
…〆切が守れる人間になりたいです。

こんにちは。初めて書きます。
ずっと気になってるんですが、ふくださんはイデオロギー的に、資本主義者、社会主義者、どっちなんでしょうか?憲法25条の点から、アニメーターの賃金が最低賃金以下の場合は戦うべきでしょうが、それ以外の場合は、市場の需要供給の法則で決めるべきなのでは?
私もフリーランスに近い技術系の仕事を10年ほどしていますが、残念ながら「これ以下のカネなら辞めるか転職する」という意思が労働者の唯一の武器です。私の経験からそれ以外の方法では賃金はあがりません。「こんな賃金ではかわいそうだから」などという感情は市場の方程式に入ってませんから。憲法26条で保障されている団結権を使って交渉もできますが、あれは多くの場合、かなりの時間と労力を消費し当事者をつぶすこともあります(米のGMなどが良い例)。でも、ふくださんの業界を良くしようという気持ちがつたわってくるブログは感じがよく、これからもがんばってください。

みなさんコメントありがとうございます。
今ちょっと忙殺されていて(笑)コメント返しが滞っていますが少しづつでも順番に帰していきたいと思います。
ではまず・・・

>rokuさん

>アニメーターへの報酬は製作からの初期投資
>であり、最低限は当然保障されるべきもので
>はないでしょうか?

そうは思いますが実行されていないのが現実です。
大手は違いますが小さなスタジオはたいした準備金をもらえぬままシリーズをスタートさせ1話納品するごとに1話分の対価を貰うというシステムなので多少破綻したスケジュールでも強行して作画崩壊を招いたりします。
それを防ぐにはやはり出資側は納品後入金ではなく1クールの作品なら6話分ぐらい前払いにするのがベターだと思います。
そのお金があれば監督、デザイン、シナリオ、コンテがシリーズ始まる前に大方の作業を済ませられます。
その四つが追っかけで作業している事が業界の癌なので抗がん剤のようなものではなく臓器ごと摘出ぐらいの大胆さが必要なのだと思います。

>商業価値が出たらアニメーターへロイヤリ
>ティを出してもいいという前提なのでしょう
>か?

本来商品価値が有ろうと無かろうとロイヤリティは派生すべきなんです。
売れない歌手も売れない漫画家もCDや単行本が出さえすればロイヤリティは貰っています。
以前も話題に上ったように作監・演出に配分はそう難しくないでしょう、問題は原画、動画です。
動画は正直言って無理です。
なぜなら50枚のカットを5、6名で分けて作業したりすることも多々ある上、外国で作業されては足取りがつかめません。
ですからロイヤリティ自体は派生させ、そのお金を集めて新人教育費に充てたりするのが望ましいでしょう(実演家さんたちはそうしているそうです)。
原画がロイヤリティを主張しづらいのは最近1原と2原が別な場合が多いことと作業単位が一桁だったりすることが多い事です。
動画のように一括でまとめるのと合わせ技で、1話内で1/4ぐらいの量をやった人から個人で主張する権利を認めてあげるとかのやり方を考えないといけません。

>ふくださんの1/2の選抜の理想についても、
>1/2はとても厳しい感じがします。それほど今
>上がってくるカットは酷いものがあるという
>ことなのでしょうか。

今も昔も原画マンの半分は技術に難ありです。
その比率が昔なら、
超ひどい⇒30%、ひどい⇒30%、普通⇒30%、上手い⇒5%、超上手い⇒5%
現在は、
超ひどい⇒30%、ひどい⇒25%、普通⇒30%、上手い⇒10%、超上手い⇒5%
ぐらいでしょうか、でもこれは私が多少恵まれた環境に思う感触でもっとひどい現場は、
超ひどい⇒40%、ひどい⇒30%、普通⇒30%、上手い⇒0%、超上手い⇒0%
というのも見たことがあります。
もちろん普通以下は賃金改善された後淘汰されて欲しい人材です。

こんにちは。初めてコメントさせて頂きます。

zyuさんのコメントにちょっと「!?」
と思いましたので

>売れない漫画家は、基本暇です。
>売れないバンドは仕事が無いので、スゲー暇です。

申し訳ありませんが、暇じゃありません。
金に変えることまでが大変なのです。

売れないバンドもライブやるにはお金がかかります。
バンドとしての仕事は暇かもしれませんが、バンドを
続けるための「仕事」は忙しいですよ。
知り合いは昼も夜も働いてます。平均睡眠時間は3時間です。

アニメーターさんについての記事なのでコメントしようか・・・と迷いましたが、推測だけで語られるのは嫌だと思いましたので書き込みさせて頂きました。

 えーと、1つ質問なのですが、アニメーターは社員よりフリーになっている人が多いように思います。
 これは「会社が社員として雇用し続けない」のか「フリーのほうが収入がよいから独立する」のか、そのあたりはどうなんでしょうか。
 もし「技術を身につけたらすぐに独立してしまう」のであれば、会社としても人材に投資しにくいように思います。
(このあたりについてはコメントじゃなくてエントリーとして独立して説明していただけると嬉しいです)

 また、アニメに関わっているのはアニメーターだけじゃないので(制作進行とか美術とか彩色とか撮影とか)、そのあたりの収入の水準がどうなっているのかも気になるところです。

 あと、デジタル化で経費は昔にくらべて2割ほど削減されているそうなのですが、制作費はほとんど変わっていない(か増えている)ようですので、そのぶん昔よりは制作スタッフに支払われていると思うのですけれど。
 オープニングなどで見る役職が増えてますので(例えばキャラデだけじゃなくてプロップデザインが増えたりとか)、おそらくそのあたりに支払われているのではないでしょうか。

コメント返しをありがとうございます。

>大手は違いますが小さなスタジオはたいした準備金をもらえぬままシリーズをスタートさせ1話納品するごとに1話分の対価を貰うというシステムなので多少破綻したスケジュールでも強行して作画崩壊を招いたりします。


そういえばTVの番組もそういうシステムで、製作費が払われていると聞いたことがあります。
スポンサーは側は利益追求の為にリスクを嫌って、モノを作る時間を考えていないという事なのですね。
人、モノ、金と言うけれど、今は人を無視した機械的な考え方になっているし。実際に合わないと気づいて欲しいです。
と、出資側はしっぺ返しを貰っているのでしょうけど。


>納品後入金ではなく1クールの作品なら6話分ぐらい前払いにするのがベターだと思います。


そうすれば、クオリティ低下も少なくなり、マーケティングにもプラスに働くようになるですね。


>超ひどい⇒30%、ひどい⇒25%、普通⇒30%、上手い⇒10%、超上手い⇒5%
>ぐらいでしょうか、でもこれは私が多少恵まれた環境に思う感触でもっとひどい現場は、
>超ひどい⇒40%、ひどい⇒30%、普通⇒30%、上手い⇒0%、超上手い⇒0%


上記の割合ですと、普通より下手な人が新人で無いアニメーターであれば、淘汰されて欲しいと、尻拭いする作画監督さんが思うのは仕方がないかも知れません。

日本のアニメーターのなり手が少子化で少なくなっていると聞きますので、ふくださんがおっしゃられるように、新人の教育をするため、ロイヤリティで発生したお金を投資しレベルアップをはかったり、賃金上昇で再びアニメ業界へ帰ってくる技術のある人が出てきてくれるといいなと思いました。

ロイヤリティをアニメーターに配るシステムが出来れば本当にいいですね。既得権益を持っている所は中々手放したがらないでしょうけど。(それが制作費が上昇しなかった原因でもあるでしょうし)
製作側(電通、TV会社、製作会社)に難しいかもしれませんが、働きかけることができればと思いました。
色々無責任に思ったまま書いてすいません。

業界外からの素朴な疑問なんですが、あるアニメ番組Xに原画マンが十人必要として、その十人を選ぶのは誰なんですが?まさかくじ引きではないんでしょう?その時点で絵のうまい人が好まれるはずですから、ふくださんのいう「超ひどい」人はあっという間に淘汰されるはずと思うんですが。つまり、「ピアレビュー」のシステムは既にあるはずでは。

私のいる科学技術の業界では、論文と特許というピアレビューのシステムがあり、「超ひどい」は淘汰され転職していきます。

ただ私からみると、アニメの絵のクオリティーは20年前とくらべて、格段に向上していると思いますので、その淘汰は働いていると思いますが。むしろプロット、脚本が退化していく一方と思うのですが。新海誠氏の作品などが良い例です。

はじめまして通りすがりです。
業界外の方の素朴は質問に誰も答えていないようなので、通りすがりの演出が答えます。


>その十人を選ぶのは誰なんですが?まさかくじ引きではないんでしょう?

選ぶのは制作サイド(制作プロデューサとかデスク)

付き合いのあるアニメータの中から今同時に抱えている複数の作品へ、各アニメータの技術的レベルを推察してなるべく問題の起きないような振り分けをするはず。

演出は、振り分けられた人材から、なるべく問題が起きないようにカットを振り分ける。カット内容に比例することなくカット単価が同じなので、うまい人にだけ大変なカットが行かないように考慮しなくてはならない…。しかし、振り分けられた人材によっては、技量を超えたカットを渡さざるおえない局面があります。その場合はまずデスクに抗議して、だめならプロデューサへも何とかならんかならんかと相談するがだめな場合も多い。

問題は、制作プロデューサが動かせるアニメータ(社内スタッフに加え、社外のフリー人などの人脈)に対し、抱える作品をこなすために必要な技量の方が高い現実がある。
とにかく、仕事を回転させなきゃ会社がつぶれるわけで、人材を探している間にも刻々と納期は迫る。

しかしながら、演出も作画監督も、自分の名前が出るわけだから、そんなグダグダ言っている暇もなく、まぁ、死ぬ気で直しまくるしかないわけだ…結局のところ。

で、出来上がった作品は、旨い原画マンに対して修正した作画監督の絵よりも、下手な原画を全修した作画監督の絵の方が全体的に統一感がある事が多く(全修しまくりならあたりまえだが)…

制作プロデューサもなんだできるジャンと認識し…、次からはこれが恒常化していく…。

淘汰されるべき原画マンの仕事の速さは半端なく高速なので、制作プロデューサから見ればとても「使えるやつ」ということになり、最終的な質もその下手原画の絵は淘汰(修正)されているために、問題ない…。

フリーの演出やら作画監督なら、その制作プロデューサのほうを見限ってどっかへ行くが、フリーとしてはまだ仕事が取りつづけられるのかどうか分からない(対応できる作品の幅が広くないと難しい)ので、会社にいいように使われ続ける。

結果として、超ひどいアニメータであっても、意外と電話一本あれば仕事がなくなることがない現実…。

もっとも、超ひどい度合いにもよるけど…。

制作の目から見ても、超ひどい人は流石に淘汰されていると思うが、作画監督の目から見て超ひどいレベルの人はいっぱいいますよ…。常に。

>アニメの絵のクオリティーは20年前とくらべて、格段に向上していると思いますので、

演出の目から見ると、新人に限って言えば、20年前の人よりも今の若者の方が、絵の旨い下手の差が激しくなっているような私感がある。
20年前は自分がアニメータになったころだから、客観視できないが、新人原画マンの技量の平均値としては下がっているのかもしれない…。

デッサン力が低いというか、特に感じるのは、キャラと空間(背景など)の乖離というか…。つまり、風景は全く描いたことが無いとか、キャラの上半身しか描いたこと無いという人が新人原画として結構来ます…。レイアウトが全然だめ…。キャラを背景に乗せることが新人原画さんのウィークポイント…。

製品化されたアニメの絵では修正の階層が昔より増えているから、変な絵はあまり残らないけど、まれに、2chなんかで作画崩壊が話題になることがあって、あれが素の原画状態なんですね。

作画監督がもし居なかったらほとんどあんなレベルになるわけです。

つまり、守るべきクオリティーのレベルの認識自体の向上はこの20年間に格段に上がっているので、作画監督に要求される技量も必然的に格段に上がっているということです。なので、実際過労死ぎりぎりの作業をこなしている作画監督の方も多く居ると思います。

21分ちょっとの作品を22万くらいで6週間かかって日曜なしで1日16時間~18時間くらい毎日修正してやっとこさ期待されるクオリティーを実現するというのが作画監督の現実だったりする。もっとも、同程度のクオリティでも作画監督さんの技量によっては1日10時間&日曜休みで対処できる場合もありますから…値段と技量と修正前の原画の状態といろいろ、結局、原画さんの適正価格が割り出しにくい以上に作画監督さんの適正価格も割り出しにくいですけど…。話が脱線しましたが…。

つまり、製品化された番組の絵のクオリティーがいくら上がっても、修正されるまえの絵のクオリティーはむしろ昔より下がっているのではないか…でも、そうでもないか…、わからんです、実際。50過ぎの人でないと20年前の実体とは比較できないですね。私はまだ40台の新人演出なので…。

ではでは。

通りすがりさん、丁寧な解答ありがとうございます。業界外の人間にとっては知らないことばかりです(特に作画監督が下手な原画をそこまで修正する事実)。

素人から見ると、製作サイドが作画監督にひとこと誰が一番「デキル」原画マンかを聞いて選出したら、問題は解決しそうですが、たぶん実際の現場では人の好き嫌いとか付き合いとかコミュニケーションの誤解とか、そういったウエットな部分があったなかなか理想的にはいかないんでしょうね。野球でいう監督とコーチとジェネラルマネージャーの確執みたいなものでしょうか。いいと思う選手が微妙に違うような。

でもこの原画マン、作監、製作の問題はコミュニケーションの問題なので、実は原画の単価とは別の問題ですね。なんか、話がずれてしまいました。

>素人から見ると、製作サイドが作画監督にひとこと誰が一番「デキル」原画マンかを聞いて選出したら、問題は解決しそうですが、

人間関係以上に、今のアニメ本数だと、この業界そんな贅沢を出来るほど人材が余ってるわけじゃないので。

出来る人は大体はスケジュールがすぐ埋まるし、開いてる人を、しかも制作スケジュールに合わせて確保するとなると一苦労。
かといって拘束料払って自分のところだけでやってもらうと制作費がかさむ。

>とり平さん

>あんまり「お金を稼ぎたい」とか思いません。

それは貴方がまだ若くて独身(推測)だからそう思うのでしょう、私も昔はそうでした。

>いつでも淘汰される覚悟はありますよ!ダメアニメーターの自覚はあります。

ダメアニメーターでは駄目です(笑)
良アニメーターになってください。

ウチのスタジオは動画1枚130円、2原1300円、原画は2300円ですね。伝票見てると動画単価は210円2原の単価は1800円が多いので、こんなもんなのかなあ?
動画はもう少し上げて欲しいですね

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 アニメーターへの支払いについて「じゃ何円が適正単価なの?」という記事があるのですが、そのコメントのpecosanさんが指摘している事はもっとちゃんと考えるべきだと思うんですよ。  pecosanさんの指摘は「アニメーターの所得が低いのは、単にアニメに誰もお金を支払わない(=価値がないと思われている)から当然のようにその産業に関わっている人の所得が少なくなっているだけであって、それ以上でもそれ以下でもない」って事だと思いますが、それには僕も同意します。 (もしpecosanさんの主張が...... [続きを読む]

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